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「魔法少女リリカルなのは Detonation」大ヒット御礼舞台挨拶レポート


10月19日より公開スタートし、絶賛上映中の「魔法少女リリカルなのは Detonation」。作品の大ヒットを記念し、11月18日(日)には横浜ブルク13・チネチッタ・新宿ピカデリーの3劇場にて大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。
 この日の舞台挨拶には、アミティエ・フローリアン役の戸松遥さん、キリエ・フローリアン役の佐藤聡美さん、イリス役の日笠陽子さん、新宿からはユーリ役の阿澄佳奈さんも加えた“エルトリア組”のキャスト陣が集合。お互いの息が合った絶妙なトークを繰り広げ、エルトリア組のキャラクターについてより深く語られた舞台挨拶となった。

 横浜ブルク13とチネチッタには、戸松遥さん、佐藤聡美さん、日笠陽子さんの3名が登壇。

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 まず司会者からは、全員に向けて「本作の中で思い入れのあるシーンは?」という質問が。フローリアン姉妹のお姉ちゃん・アミティエ役の戸松さんは、自身の演じたシーンに触れ、「Detonation」では前作「Reflection」よりも姉妹の絆がより深く描かれていたことが印象に残ったという。「前作で誤解から喧嘩ばかりしていた姉妹が、2人でちゃんと面と向かって話をするシーンには心が温まりました!」と振り返った。
 キリエを演じた佐藤さんは、キリエとイリスの2人の関係性が象徴的に描かれた場面として、過去回想で幼いキリエの手をイリスが包んであげているシーンをピックアップ。「落ち込んでいるキリエをイリスがこうやって包んであげたんだな」ということがわかる、とても好きなシーンだと話した。また、自分以外のキャラクターについては、フローリアン家の食卓にて、アミティエだけご飯が山盛りになっていることに注目。これについては司会の新井プロデューサーより、ご飯をたくさん食べることがアミティエの常人離れした回復力の源になっているという裏設定が明かされた。
 前作と比較して、「Detonation」ではなのはの“ヒーロー”感がさらに増していたと話したのは日笠さん。かわいいというより「イケメン!」と言うと、戸松さんから「(なのはの)インナーも好きなんでしょ?」とツッコミが入り、話はなのはの“黒インナー”事情へ。前作に引き続き、今回もインナー姿のなのはの登場を期待していたという日笠さんは、普段露出の少ないバリアジャケットがダメージを受けた際にあらわになる“黒インナー”に、なのはのストイックさを感じて「かっこいい!」と、黒インナーへの強い愛を大いに語っていた。

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 また、今回の劇場版2部作ではエルトリア組のキャラクターの二面性や心情の変化が描かれており、演じるにあたって苦労や工夫も多かったという。
 戦う時の強い部分と姉としての優しい部分を持つアミティエについて、戸松さんは「戦うシーンは頭にカッと血が上るのですが、だからこそ、アミタのキャラを保ったまま演じることを意識しました」とし、優しい一面についても、妹に接するときと他の人に接するときは気持ちの持ち方に変化をつけていたと話した。
 また、今回イリス本体以外にも群体イリスとして最多のキャラクター数を演じた日笠さん。香盤表を見た際に「○○型イリス(日笠陽子)、○○型イリス(日笠陽子)…」と書かれていることに衝撃を受けたという裏話を話すと、会場からも驚きと笑いが。「それぞれに個性を出したいなという中で、根幹はイリスでいてほしいという部分を気にしながら演じるのが難しかったです」と、収録当時の苦労を振り返った。
 佐藤さんは、今作で歌唱を務めたキリエのキャラクターソング「Daylight on Brave」について、あえてフラットで歌ってほしいというディレクションがあったとのこと。「最初はこれでいいのかな?と思っていたのですが、実際に映像を見たら、なるほどなと。(戦闘シーンのバックで流れる楽曲のため)2人の戦いにちゃんと溶け込んでいました」というレコーディング時のエピソードを語り、ぜひカラオケでも歌ってほしいと伝えた。

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 そして、新宿ピカデリーの舞台挨拶回は、阿澄佳奈さんを迎えて4名でのトークに。
 阿澄さんは、2部作を通して「なのは」という作品のすごさを感じたといい、「自分の関わっている作品で、完成したものを見てこれだけ圧倒させてもらえるということが嬉しかった!」と作品への思いを語った。さらに、本作で明らかになったユーリとディアーチェたちの絆について問われると、「あんな風に見つけて、いい時間を過ごして…それであのバトルですよ。そりゃ泣きますよ!」と、お互いに思い合っているのに戦わないといけない葛藤に心を打たれたと熱弁。
 また、新宿では山寺宏一さん演じるマクスウェル所長の話題も。これまでの「なのは」シリーズにいなかったタイプの、自分の野望のために動く悪役だった所長について、「とんでもなかったですね!(阿澄さん)」、「最初に観たときの印象と2回目以降の印象が全然違う!ゾッとする…(戸松さん)」、「イリスが子供のころに『しょちょー!』って駆け寄っていくシーン…どんな気持ちで見ているんだろう(日笠さん)」と口々に話し、一方で山寺さんの演技にも称賛が贈られた。

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 最後に、3劇場をまわったこの日の締めくくりとして、各キャストから来場者へのメッセージが。

戸松さん 「公開から1ヶ月経った今でもたくさんの方に観ていただけていて、本当に何度も観る価値のある、いろいろな視点から観られる作品だと思っています。改めて、人と人との絆に勝るものはないなということを感じることができたので、ぜひこの作品を観て、大切な人を大切にしようと思ってもらえたら嬉しいです」

佐藤さん 「2部作を通してキリエという1人の女の子の成長を感じることができて、役者として一つの素敵な宝物ができたなと感じています。“戦闘のプロ”がいると信じるくらい作画のレベルも高くて、すみずみまで愛や熱量が込められているので、ぜひ100回(鑑賞を)目指していただきたいです!」

日笠さん 「遂に完結してしまいましたね…。ホッとする一方で、これで終わってしまったら寂しいという気持ちもあって。私も『なのは』がすごく好きだったので、まだ関わっていたいなという欲が出てきてしまいます。また、ぜひTVシリーズにも振り返って、Detonationまで全シリーズ観ていただきたいなと思います!」

阿澄さん 「人の感情の強さをアニメーションでここまで描き切っていただけるというのは、役者冥利に尽きるなと…作品を観て『お芝居したい!』と改めて強く思わされました。これまで先輩方が築き上げてきたものを更に爆発させるような、光栄なタイミングで関わることができて本当によかったですし、これからもこの作品を皆さんの心のどこかにずっと置いておいていただけたら嬉しいです!」

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 キャスト陣の掛け合いに、会場3劇場とも大いに盛り上がった舞台挨拶。「Reflection」でアニメシリーズ初登場となったエルトリア組の面々にとっての、2部作を通して深まった「なのは」作品への思いを感じられるトークとなった。

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「魔法少女リリカルなのは Detonation」大ヒット御礼舞台挨拶レポート


10月19日より公開スタートし、絶賛上映中の「魔法少女リリカルなのは Detonation」。作品の大ヒットを記念し、11月18日(日)には横浜ブルク13・チネチッタ・新宿ピカデリーの3劇場にて大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。
 この日の舞台挨拶には、アミティエ・フローリアン役の戸松遥さん、キリエ・フローリアン役の佐藤聡美さん、イリス役の日笠陽子さん、新宿からはユーリ役の阿澄佳奈さんも加えた“エルトリア組”のキャスト陣が集合。お互いの息が合った絶妙なトークを繰り広げ、エルトリア組のキャラクターについてより深く語られた舞台挨拶となった。

 横浜ブルク13とチネチッタには、戸松遥さん、佐藤聡美さん、日笠陽子さんの3名が登壇。

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 まず司会者からは、全員に向けて「本作の中で思い入れのあるシーンは?」という質問が。フローリアン姉妹のお姉ちゃん・アミティエ役の戸松さんは、自身の演じたシーンに触れ、「Detonation」では前作「Reflection」よりも姉妹の絆がより深く描かれていたことが印象に残ったという。「前作で誤解から喧嘩ばかりしていた姉妹が、2人でちゃんと面と向かって話をするシーンには心が温まりました!」と振り返った。
 キリエを演じた佐藤さんは、キリエとイリスの2人の関係性が象徴的に描かれた場面として、過去回想で幼いキリエの手をイリスが包んであげているシーンをピックアップ。「落ち込んでいるキリエをイリスがこうやって包んであげたんだな」ということがわかる、とても好きなシーンだと話した。また、自分以外のキャラクターについては、フローリアン家の食卓にて、アミティエだけご飯が山盛りになっていることに注目。これについては司会の新井プロデューサーより、ご飯をたくさん食べることがアミティエの常人離れした回復力の源になっているという裏設定が明かされた。
 前作と比較して、「Detonation」ではなのはの“ヒーロー”感がさらに増していたと話したのは日笠さん。かわいいというより「イケメン!」と言うと、戸松さんから「(なのはの)インナーも好きなんでしょ?」とツッコミが入り、話はなのはの“黒インナー”事情へ。前作に引き続き、今回もインナー姿のなのはの登場を期待していたという日笠さんは、普段露出の少ないバリアジャケットがダメージを受けた際にあらわになる“黒インナー”に、なのはのストイックさを感じて「かっこいい!」と、黒インナーへの強い愛を大いに語っていた。

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 また、今回の劇場版2部作ではエルトリア組のキャラクターの二面性や心情の変化が描かれており、演じるにあたって苦労や工夫も多かったという。
 戦う時の強い部分と姉としての優しい部分を持つアミティエについて、戸松さんは「戦うシーンは頭にカッと血が上るのですが、だからこそ、アミタのキャラを保ったまま演じることを意識しました」とし、優しい一面についても、妹に接するときと他の人に接するときは気持ちの持ち方に変化をつけていたと話した。
 また、今回イリス本体以外にも群体イリスとして最多のキャラクター数を演じた日笠さん。香盤表を見た際に「○○型イリス(日笠陽子)、○○型イリス(日笠陽子)…」と書かれていることに衝撃を受けたという裏話を話すと、会場からも驚きと笑いが。「それぞれに個性を出したいなという中で、根幹はイリスでいてほしいという部分を気にしながら演じるのが難しかったです」と、収録当時の苦労を振り返った。
 佐藤さんは、今作で歌唱を務めたキリエのキャラクターソング「Daylight on Brave」について、あえてフラットで歌ってほしいというディレクションがあったとのこと。「最初はこれでいいのかな?と思っていたのですが、実際に映像を見たら、なるほどなと。(戦闘シーンのバックで流れる楽曲のため)2人の戦いにちゃんと溶け込んでいました」というレコーディング時のエピソードを語り、ぜひカラオケでも歌ってほしいと伝えた。

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 そして、新宿ピカデリーの舞台挨拶回は、阿澄佳奈さんを迎えて4名でのトークに。
 阿澄さんは、2部作を通して「なのは」という作品のすごさを感じたといい、「自分の関わっている作品で、完成したものを見てこれだけ圧倒させてもらえるということが嬉しかった!」と作品への思いを語った。さらに、本作で明らかになったユーリとディアーチェたちの絆について問われると、「あんな風に見つけて、いい時間を過ごして…それであのバトルですよ。そりゃ泣きますよ!」と、お互いに思い合っているのに戦わないといけない葛藤に心を打たれたと熱弁。
 また、新宿では山寺宏一さん演じるマクスウェル所長の話題も。これまでの「なのは」シリーズにいなかったタイプの、自分の野望のために動く悪役だった所長について、「とんでもなかったですね!(阿澄さん)」、「最初に観たときの印象と2回目以降の印象が全然違う!ゾッとする…(戸松さん)」、「イリスが子供のころに『しょちょー!』って駆け寄っていくシーン…どんな気持ちで見ているんだろう(日笠さん)」と口々に話し、一方で山寺さんの演技にも称賛が贈られた。

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 最後に、3劇場をまわったこの日の締めくくりとして、各キャストから来場者へのメッセージが。

戸松さん 「公開から1ヶ月経った今でもたくさんの方に観ていただけていて、本当に何度も観る価値のある、いろいろな視点から観られる作品だと思っています。改めて、人と人との絆に勝るものはないなということを感じることができたので、ぜひこの作品を観て、大切な人を大切にしようと思ってもらえたら嬉しいです」

佐藤さん 「2部作を通してキリエという1人の女の子の成長を感じることができて、役者として一つの素敵な宝物ができたなと感じています。“戦闘のプロ”がいると信じるくらい作画のレベルも高くて、すみずみまで愛や熱量が込められているので、ぜひ100回(鑑賞を)目指していただきたいです!」

日笠さん 「遂に完結してしまいましたね…。ホッとする一方で、これで終わってしまったら寂しいという気持ちもあって。私も『なのは』がすごく好きだったので、まだ関わっていたいなという欲が出てきてしまいます。また、ぜひTVシリーズにも振り返って、Detonationまで全シリーズ観ていただきたいなと思います!」

阿澄さん 「人の感情の強さをアニメーションでここまで描き切っていただけるというのは、役者冥利に尽きるなと…作品を観て『お芝居したい!』と改めて強く思わされました。これまで先輩方が築き上げてきたものを更に爆発させるような、光栄なタイミングで関わることができて本当によかったですし、これからもこの作品を皆さんの心のどこかにずっと置いておいていただけたら嬉しいです!」

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 キャスト陣の掛け合いに、会場3劇場とも大いに盛り上がった舞台挨拶。「Reflection」でアニメシリーズ初登場となったエルトリア組の面々にとっての、2部作を通して深まった「なのは」作品への思いを感じられるトークとなった。