第12話スチールa

闇の書から切り離された防御プログラムが、海上で静かに胎動する。

一方、はやては光体の中でかつての闇の書の意志…新名称、「リインフォース」と対話する。

リインフォースが防御プログラムの進行を押さえる間、はやては守護騎士プログラムの復旧を行う。騎士たちが消滅した屋上に魔法陣が輝き、はやての魔力を受けて騎士たちの体が再生されてゆく。そして呼び戻した騎士たちに守られ、はやては光体の中でリインフォースを起動させる。

騎士甲冑をまとい、杖を手に、夜天の書を手にした姿で、はやてはなのはたちの前に現れる。主にどう言葉をかけていいか戸惑う騎士たちを、はやてはただ「おかえり」と迎える。なのはとフェイトにこれまでの事を詫びるはやてだったが、そこにクロノが訪れ、暴走開始まで時間がないことを伝える。

そして、はやてと騎士たちに暴走停止のプランを相談する。

アルカンシェルは百キロ単位の地区を巻き添えにする反応消滅砲であるため、被害が大きすぎてここでは撃てない。そしてデュランダルによる凍結も、現状では意味が薄いことが判明する。

解決法を話し合うクロノや騎士たち。

良い案が出ない中、なのは・フェイト・はやての三人はひとつの方法に気づく。

それは暴走体の中枢を露出させて軌道上に転送、そこをアルカンシェルで消滅させるという荒技だった。 

その作戦の準備をしながら、クロノはグレアムに通信をする。

闇の書は呪われた魔導書であり、その呪いはいくつもの人生を壊してきた。

クロノとリンディもまた愛する者を奪われ、「こんなはずじゃない」人生を歩んできた。

それはおそらく、任務失敗という重責を背負ったグレアムやリーゼたちも同様。

過去を変えることはできない。だから、今を戦って未来を変える、とクロノは言う。 

そして防御プログラムが暴走を開始する。夜天の魔導書を「闇の書」と言わしめ、呪いの魔導器と呼ばせたプログラム「闇の書の闇」がその異形の姿を現す。

サポート役のユーノ・アルフ・ザフィーラ、攻撃役のシグナム・ヴィータ、なのは・フェイト・クロノ、そしてはやて。それぞれの分担に分かれ、バックスのシャマルの指示のもと、全員が攻撃を開始する。力と魔力を尽くした連続攻撃で闇の書の闇のバリアは破壊され、本体にダメージを与えるが、あまりの再生の早さに攻撃が追いつかない。

はやてとリインフォースの石化砲撃・ミストルティンも効果が薄い。

だが攻撃が通っていることを確信したクロノはプランを変更せず、なのはたちの砲撃に賭ける。

デュランダルによる冷凍攻撃・エターナルコフィンで凍結した闇の書の闇に、なのは・フェイト・はやてが上空から同時砲撃をしかける。

フェイトのプラズマザンバー。はやてのラグナロク。なのはのスターライトブレイカー。

三人の砲撃がひとつになり、闇の書の闇の体を貫いてコアを露出させる。

ユーノ・アルフ・シャマルの転送魔法で、コアは軌道上に転送。

そしてリンディがアースラから発射したアルカンシェルの直撃で、闇の書の闇は完全に消滅する。

再生反応もなく、ほっとひと息つく一同。

市街の結界も解除され、アリサとすずかも街中へと戻る。

だがそんな喜びもつかの間、さっきまで元気だったはやてが、突然気を失ってしまう…。

 
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